今回は、お子様のかみ合わせと虫歯のリスクについてです。

上の歯が下の歯より大きくでている状態を、上顎前突（出っ歯）といいます。

原因としては、お口の周りの筋肉が弱く、普段から口が開いてしまっていることや、指しゃぶり、飲みこむときに舌を前歯に押し出すような癖などが原因で生じる場合もあります。

下の論文は、正常なかみ合わせのお子様と上顎前突のお子様を比較して、虫歯のリスクとお口の周りの筋肉の関係について調査したものです。

結果は、上顎前突のお子様は、正常なかみ合わせのお子様よりもお口の周りの筋肉が弱く、虫歯の本数も多かったそうです。

原因としては、上顎前突のお子様は、お口の周りの筋肉が弱いため、就寝中もお口が開いていることが多くなります。そのため、お口の中が乾燥しやすくなり、歯を強くする唾液の効果（再石灰化）が弱くなり、虫歯のリスクも高くなります。

現在、多くのお子様が歯科医院へ、定期的に受診されていると思います。もり歯科では、フッ素塗布やシーラントなども行いますが、日ごろの生活習慣やお子様の癖などにも直目しながら、お口の周りのエクササイズや生活習慣のアドバイスなども、スタッフ一同で行っていきます。

論文のアンケート用紙も添付していますので、気になった時は、もり歯科へ受診ください。

正常なかみ合わせは、虫歯や歯周病の予防にとって、一番の近道です。

生涯を通じた予防を、もり歯科で行っていきましょう。

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