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インプラント治療における疑問点②

インプラント

今後、数回にわけて患者様のインプラント治療における疑問点について解説していきます。

今回は、「インプラントの治療期間」についてです。

答えとしての治療期間は、上顎で6カ月以上、下顎で4か月以上です。 理由としては、インプラントと骨が結合(なじむ)のに下顎で1カ月半前後、上顎で3カ月必要です。さらに、抜歯からのインプラント治療では、抜歯後、抜歯部位の骨が完全に治癒するための期間として、4~6カ月の追加期間が必要になります。

もり歯科では、インプラントの治療前から「○月に歯が入る」など、具体的な治療期間をお伝えしています。その際、治療期間に1年以上を要するとお伝えすることもあります。インプラント治療は、他の補綴治療(ブリッジや入れ歯)と比較して、高額であり治療期間も長くなります。一方、インターネットなどでは、即日インプラント治療など「簡単に咬めて、快適」などの宣伝もあります。実際にはとても治療期間の必要な治療です。

もり歯科では、決して「簡単、痛くない、すぐに咬める」といったことは言いません。理由は、以前のお知らせにも書きましたが、生体のなじむ期間を無視すると、生体が拒絶反応を示してしまうからです。インプラント治療の成功の秘訣は、生体に無理のないことです。

インプラントの治療期間や費用を考慮しても、歯を失ってからの機能回復は本当に大変です。そのためにも、予防歯科を勧めていきながら補綴治療(インプラント、ブリッジ、入れ歯)を行わないことが理想だと思います。

尚、当院の症例写真の掲載は、患者様に同意済です。

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