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歯科インプラントのメーカー・形状| 医療法人社団健口会もり歯科(兵庫県姫路市)

インプラント

歯科インプラントとは?メーカーや形状について|姫路市

「インプラント治療」と聞くと、「医療器材を歯に入れること」をイメージするかもしれません。
しかし、実は歯以外でも「人体に医療器材を入れる」のであれば、全てインプラントと表現できます。例えば、美容シリコン、人工関節、心臓ペースメーカーなどもインプラントの一種です。

歯科の領域で使われるインプラントは「デンタルインプラント」「歯科インプラント」などと言います。ですが、歯科インプラントの知名度が上がり、施術件数も多くなってきたことから、デンタルインプラントのことを単に「インプラント」と呼ぶことが普通になりました。

歯科インプラントの構造|姫路市

歯科インプラントのパーツで主要なものは3つあります。
この歯科インプラントの構造は、姫路市以外でも一緒です。

1:フィクスチャー(人工歯根)

歯根嚢胞など、なんらかの理由で歯がなくなったからこそ、歯科インプラント治療を行うものです。
(場合によっては部分入れ歯、銀歯などの選択肢もあります)

そして、まずはこの「フィクスチャー(人工歯根)」を、歯がなくなったアゴに埋め込むことになります。

2:アバットメント(連結部)

フィクスチャーの上に設置する土台のことを「アバットメント」と言います。

アバットメントの素材に関してですが、ほとんどのケースでチタン(チタン合金)が使われています。
人体との相性が良いため、金属アレルギーのリスクが低いというメリットがあります。

3:人工歯

アバットメントの上に「人工歯」を設置することで、インプラント治療が完了したことになります。人工歯の質は得てして高く、「天然歯」との見分けがつきにくくなっています。

歯科インプラントのメーカーについて|姫路市

歯科インプラントは世界中に広まっており、全世界を含めると100種類以上存在します。
そのうち、日本で正規販売されているインプラントは30種類オーバーとされています。

その中でも特に評価が高く、信頼されている歯科インプラントメーカーは以下のとおりです。

・ジンマーデンタル社(アメリカ)
・アストラテック社(スウェーデン)
・ノーベルバイオケア社(スウェーデン)
・ストローマン社(スイス)

そして日本国内のインプラントメーカーとしては、以下の2社が特に有名です。

・京セラメディカル社

・モリタ社

姫路市の歯科医院も、メインとしてこの6つのメーカーのインプラントを採用しています。

ちなみに、日本国内でインプラント治療を行う場合は、基本的に日本の厚生労働省が承認しているインプラントを使います。

ですが、被施術者が承諾すれば、「厚生労働省が承認していない海外のインプラント」を使っても良いというルールになっています。
未認可のインプラントを使いたい場合は、その利点・欠点、危険性、インプラント治療を行うドクターの実績などを把握してからにしましょう。

ちなみに最近では、先ほど紹介したチタンではなく、「ジルコニア」という素材を使ったインプラントも普及してきています。
さらには、金属を一切使用しない「金属フリーインプラント」を売りにしている歯科医院も少なくありません。

この先も、インプラント治療は発展していくことでしょう。

海外歯科インプラント製造業者4社はなぜ姫路市でも信頼されるのか

先述のアストラテック社、ジンマーデンタル社、ノーベルバイオケア社、ストローマン社(スイス)は、特に信頼性の高いインプラント製造業者です。

その理由の一つに「臨床実績が10年を超えている」というものがあります。
特にノーベルバイオケア社がインプラント事業を開始したのは1965年のことであり、「老舗」という視点で言えば世界一です。
また、ストローマン社(スイス)は、歯科インプラントのみならず、口腔組織再生や修復歯科の分野においても、姫路市を含む世界中で信頼されています。

さて、姫路市で、「厚生労働省が承認にしている海外インプラント」を使うことには、一つ大きなメリットがあります。
それは、「世界のどこの歯科医院でも治療してもらうことが可能」ということです。
上記4社のインプラントは、世界中に広く普及しています。

ですから、特に長期の海外渡航や永住の予定がある方は、海外インプラントの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

いずれにせよ、歯科インプラント治療を受ける場合は、「インプラントの製造業者名・タイプ」などを必ず記録しておきましょう。
引越し先などでインプラント治療をする際に、この情報が必要になるかもしれません。

歯科インプラントのフォルムについて|姫路市

続いて、歯科インプラントのフォルムの種類に関して解説していきます。

1:スクリュー式

姫路市を含む全世界において、このスクリュー式のインプラントが採用されています。
ネジに近いフォルムとなっており、アゴの骨に回転させつつ入れていくことになります。
ちなみに、スクリュー式のうちにも、真っすぐな「ストレート式」と、先端ほど直径が細くなる「ルート式」があります。

骨と広い範囲で接するため、アゴの骨に固定されやすくなります。
この「固定」のことを「初期固定」と呼ぶのですが、初期固定が弱いとインプラントが外れやすくなります。
反対に、初期固定が強すぎると血行が悪くなって骨が形成されず、やはりインプラントが取れやすくなります。
ですから、インプラント治療は姫路市内の信頼できる歯科医院で受ける必要があります。

2:シリンダー式

シリンダー式のインプラントも、現在のインプラント治療においてよく採用されています。「ネジ」ではなく、「円筒」のようなフォルムとなっており、アゴの骨にハンマーを使って埋めることになります。

ですが、スクリュー式よりも表面積が狭いため、初期固定が弱くなりやすいです。
ただ、この「初期固定が弱い」という性質は、2回法ではむしろ役立つ可能性が高いです。

2回法:初回で歯肉内にインプラントを入れ、3カ月~6カ月ほど経過して生着してから、歯茎を開き、アバットメントを形成する方式

3:バスケット式

スクリュー式に近い見た目となっていますが、側面にいくつか穴があって、内部も中空になっています。この穴のおかげで、骨がインプラントに埋まり込みやすくなるため、結合能力に優れていると言えます。

ですが、「空洞の箇所にきちんと骨が形成されるように」に埋め込むには、ドクターのテクニックが必要です。
内部で骨が形成されなかったとなると、脆くなってインプラント体が破損する可能性が高くなります。

4:ブレード式

こちらは、上記3つのような細長いフォルムではありません。

板状で細く、幅もあまりないため、主に骨幅の狭いところに使うインプラントとして活用されていました。

ですが、現在よく使われているスクリュー式よりも、インプラント体のどこかピンポイントに圧力がかかりやすいため、今では採用率が下がっています。
ブレード式のインプラントによくあるトラブルとしては、「インプラント体の破損」や「骨の分解による減少」「骨の破壊による減少」などがあります。

姫路市の歯科医院でインプラント治療を受けるのであれば、念のためインプラントのフォルムを聞いておきましょう。
そして、「スクリュー式です」と言われた場合は、その理由をきちんと問うことをおすすめします。納得できないのであれば、他の歯科クリニックで治療を受けることを推奨します。