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インプラント治療時の経過観察について|もり歯科(兵庫県姫路市)

インプラント

歯科インプラント治療完了後の経過を良くするために自宅でできること|姫路市

歯科インプラント治療が完了してからも、メンテナンスなどを行いつつ経過観察を続けることになります。
術後管理が上手くいくか否かもドクターの実力によって決まりますので、信頼できる姫路市の歯科医院で歯科インプラント治療を受けましょう。

ですが、良いドクターに歯科インプラント治療をしてもらっても、患者本人の行動に問題があるとトラブルが起きやすくなります。
では、自宅ではどのような事に気を付ければよいのでしょうか。

1:インプラント部分とその付近を指や舌で触れないようにする

インプラント部分やその付近を指や舌で触ってしまうと、雑菌が侵入して感染症が発生するかもしれません。これは、抗菌薬などをきちんと使っていても同じことです。

もちろん指や舌で触れたからといって必ず感染症が起きるわけではありませんし、繰り返し触っていても何も起きないこともあります。
また、場所が口内ですから、特に舌については「絶対に触れない」というのは不可能に近いです。

ですが経過を良くするためにも、極力触れないようにしましょう。

2:歯ブラシが接触しないようにする(抜歯完了まで)

インプラントを綺麗にしておくことは重要ですが、歯ブラシには雑菌が付着しているかもしれませんので、インプラントとその付近に接触させないように心掛けてください。
また、歯科インプラント治療が終わったら、それを機に歯ブラシを新調するのも良いでしょう。

ただし、いつまでも歯ブラシが触れてはいけないというわけではありません。
経過に問題がなく「抜歯が完了してから」は、優しく歯ブラシを当てて磨くようにしましょう。

3:うがいの際の注意点

歯科インプラント施術が完了してから2日程度は、強くうがいしないことを徹底してください。勢いよくうがいをすると傷口にダメージが及んで、傷の治癒が遅くなって、経過観察の期間が長くなってしまいますし、感染症の危険性も上がってしまいます。

ただし、新型コロナウイルスの問題もありますし、うがい自体はするべきです。
生理食塩水を使って優しくうがいをしましょう。これで十分に口内の汚れを洗い落とすことが可能です。

4:経過が悪くなったら担当した姫路市のドクターに報告する

歯科インプラント施術をしてから5日ほど痛みが継続したり、痛み止めを使っても強い痛みを感じたりするのであれば、早めに担当した姫路市の歯科医院に報告してください。
術後感染に対して何も手を打たないと、症状がエスカレートする可能性があるからです。

歯科インプラント施術後の経過管理は1回法と2回法で違います|姫路市

さて、歯科インプラント治療では必ず歯茎を切開することになります。
ですから、切開を伴わない他の施術(部分入れ歯、銀歯など)とは違って、出血、腫れ、細菌感染などのリスクがあります。

したがって、歯科インプラント治療が終わったら、これらの問題が起きないようにするために経過管理を徹底する必要があります。
きちんと管理して問題を防げるのであれば、歯科インプラント治療は非常に有意義なものであると言えます。

1回法での経過管理

インプラントは「インプラント体」と「人工歯」と「支台」で構成されています。
1回法においては、支台とインプラント体が一体化している歯科インプラントを使うことになります。

1回の施術で完了し、施術が済んだらすぐに仮歯を装着して経過観察をします。
この経過観察は最低でも3カ月ほど続くと考えてください。
骨とインプラントが結合するまで経過観察し、その期間中にそれ以外の歯のメンテナンスなどを行うことになります。

文字通り施術が1回で終わりますから、身体への負担を抑えることができます。
ですが、感染の危険性が2回法よりは高いという欠点があります。
ですから、先ほど紹介した自己ケアを徹底してください。

2回法での経過管理

歯茎を切って、外部に骨を出します。その骨にドリルで穴を開けます。そして、穴にインプラントを入れて、歯茎を縫います。

縫った糸は1週間~10日後に外し、経過観察をすることになります。
1回法の場合と同じく、経過観察の期間は3カ月以上になると考えてください。

その期間中は定期的に通院し、感染等のトラブルが発生していないかをチェックすることになります。また、経過観察中に周りの歯のケアも行います(この辺りのことは1回法と一緒です)。

2回目の施術ができるコンディションになったら、支台とインプラント体を接続する施術をします。歯茎を切って両者を接続したら、歯茎を縫い合わせて終わりです。

2回目の施術後も、当然腫れや痛みなどが発生しますので、油断せずに経過観察をしましょう。
何かトラブルが起きたら、すぐに担当した姫路市のドクターに相談して下さい。

歯科インプラント施術後に経過観察すべき具体的な箇所・現象は?|姫路市

本人が完全に把握するのは難しいので、通院時に歯科医師にチェックしてもらう事になります。

1:縫合部に異常がないか

歯科インプラント施術では、歯茎を切ったり骨に穴を作ったりすることになります。そのためほぼ間違いなく出血します。

縫合が完了してしばらく経過すれば血が止まるのが普通ですが、それでも止まらないのであれば、縫合をやり直すことになる可能性が高いです。

2:出血や酷い腫れ、鼻詰まりなどがないか

下アゴにインプラント治療を施したのであれば、口の底の部分や舌のほうの歯肉に腫れが発生していないかどうか確認します。上アゴにインプラント治療を施した際は、鼻詰まりや鼻からの出血の有無を調べます。

縫合した箇所の粘膜の内部に血液が蓄積している場合は、特殊な器具を用いて血を除去することになります。

3:神経の異常の有無

歯科インプラントを埋めるときの角度や深度が適切でない場合は、神経に接触して損傷する可能性があります。ですから、歯科インプラント施術が済んだら知覚異常の有無を確認することになります。

「施術をしてから、感覚がおかしくなった」というのであれば、担当した姫路市のドクターに知らせてください。問題が確認できたケースでは、薬の投与をすることになる場合が多いです。

しかし、薬を使っても回復しないとなると、インプラント体を外す必要が出てくるかもしれません(絶対に外すというわけではありません)。
その上で、神経のダメージに対処できる医療機関を紹介される可能性があります。

歯科インプラント治療に限りませんが、「絶対に成功する施術」というものはこの世に存在しません。
どれほど信頼できる歯科医院を見つけた場合でも、「失敗したケースにおける具体的な対応」「失敗時の追加費用」などについては、事前にきちんと確認しておきましょう。
「失敗したときの事を聞くというのは気が引ける」と感じるかもしれませんが、実力のある歯科医院であればきちんと答えてくれます。

インプラント施術後は薬を使って感染症を防ぎます|姫路市

先ほども少し触れましたが、インプラント施術が完了したら抗菌薬を使って感染症のリスクを下げることになります。3~4日程度経過するまでは薬を使い続けることになります。
また、「骨増生を行った場合」や、「ステロイド服用や糖尿病にかかっている人」に関しては、抗菌薬を使う期間が伸びることがあるので、事前に聞いておくことをおすすめします。