一般診療からインプラント、ジルコニア治療、口腔外科ならもり歯科(兵庫県姫路市)

セラミック矯正のメリットと欠点| もり歯科(兵庫県姫路市)

セラミック

歯のセラミック矯正とは?|姫路市

セラミック矯正では、まず八重歯やガタガタしている部分など、調整したい歯の場所を全部削り、必要に応じてそれ以上に歯を削り、人工のセラミックを被せます。
これにより、歯並びが一度に良くなるのです。

一般的な歯科矯正では「徐々に歯を動かす」という工程がメインになりますが、セラミック矯正に関しては、その工程はありません。
言ってみれば、「元の歯の余計な部分を削って、セラミックを被せるだけ」です。

そのため、セラミック矯正については「矯正治療ではなく、むしろ審美治療(美しくする治療)である」と言われることもあります。

ただ、治療を受ける側が「セラミック矯正の定義・分類」を気にする必要はもちろんありません。
それよりも、「セラミック矯正をきちんと行ってくれる、実力・信頼性のある歯医者なのか」に注目しましょう。

歯のセラミック矯正のメリット|姫路市

続いて、歯のセラミック矯正の主なメリットを紹介します。

メリット1:完了するまでが早い

歯の矯正治療としてメジャーな「ワイヤー矯正」の場合、完了するまでに2~3年を要するのが普通です。しかし、セラミックを使った矯正であれば早ければ2週間~2か月程度で完了します。

メリット2:治療中の見た目が悪くならない

「ワイヤー矯正」の場合、治療期間中の歯の見た目がかなり悪くなります。
「矯正」を連想させる「ブラケット」というものを装着しますので、矯正についてよく知らない人であっても、見れば「この人は歯並びが悪いから矯正しているのだろう」と感じるはずです。

ですが、セラミック矯正の場合は治療期間中の見た目も悪くなりません。

メリット3:治療中の違和感や痛みが少ない

セラミック矯正では、単にセラミックを被せるだけですから、治療中に違和感や痛みが少ないです。
一方、装置をつける他の矯正方法の場合は、「歯が動くことによる痛み」や違和感を覚える場合があります。

メリット4:歯の形や色のバリエーションがある セラミック矯正に関しては、歯の形や色をある程度選ぶことができます。
これによって、「歯の形や色が綺麗すぎて、かえって違和感が出る」というトラブルを防ぐことができます。
また、もちろん「自然な美しさ」を手に入れることが可能です。 一方、他の矯正治療の場合、歯の色を変えたいのであればホワイトニングをするしかありません。

セラミック矯正のデメリット|姫路市

次にセラミック矯正の主なデメリットを紹介していきます。

デメリット1:歯を削る量が多い

セラミック矯正をするにあたって、歯並びを改善したい歯やその隣の歯を削ることになります。
また、セラミックを被せるための厚みを用意しなければなりませんから、削る量が比較的多くなります。

歯を削らずにセラミックを被せることもできないわけではありませんが、それを行ってしまうと「歯が大きくなりすぎて、違和感がある」という状態になってしまう可能性が高いです。

歯を削る量が多くなればなるほど、その歯の寿命は短縮されると見られています。

ですから、必要な量だけを削ってもらえるよう、信頼できる姫路市の歯医者に依頼しましょう。

デメリット2:神経を取る場合がある

セラミック矯正では、歯を大幅に削ることで痛みが発生する恐れがあります。
そこで、その痛みの対策として、歯並び次第では神経を抜く場合があります。

神経の内部には血管が存在しており、栄養を運搬する役目を果たしています。
そのため、神経を取ることで栄養が運ばれる量が激減し、歯の寿命が短くなる恐れがあります。
また、歯が弱くなって将来的に欠けたり割れたりするリスクが高くなる場合があります。

デメリット3:歯を抜くこともある

あまりないパターンですが、歯茎の高さが不揃いであったり、歯並びが非常に悪かったりするケースでは、抜歯が必要になることがあります。

セラミック矯正以外の歯列矯正でも抜歯する場合があるので、特有のデメリットというわけではありませんが、絶対に抜歯したくないという方は覚えておきましょう。

デメリット4:痛みがある場合も

メリットのところで「痛みが少ない」とは言いましたが、全く痛みがないというわけではありません。

まず、歯を削るときに痛む可能性があります。もちろん麻酔をしますが、注射そのものが嫌いな人もいるはずです。

それから、セラミックの歯や「仮歯」をつけてから、しみるような痛みが発生する場合もあります。
この痛みは半月程度で消える場合が大半ですが、まれに痛みが消えないこともあります。その際は、すぐにセラミック矯正を受けた姫路市の歯医者に相談しましょう。

デメリット5:歯茎が痩せると違和感が出てくる

歯周病や加齢の影響で歯茎が痩せてくると、「自然の歯」と「セラミックの歯」の隙間が大きくなり、違和感が出る可能性があります。
単に違和感が出るだけなのであればまだ良いですが、その隙間に歯垢などの汚れが蓄積して、歯周病や虫歯が発生しやすくなる事もあるので気を付けましょう。
実際に歯茎が痩せてしまうと、再びセラミック矯正が必要になることもあります。

セラミック矯正を受けた姫路市の歯医者に「歯茎を健康に保つ方法」などをきちんと聞いておきましょう。

デメリット6:金属素材を使う場合は歯茎が変色する恐れがある

セラミック矯正の土台などに金属を使うと、いずれ金属が溶解して、その影響で歯茎が黒く変色する恐れがあります。
金属土台を使うと価格がやや安くなる傾向にありますが、可能であればいわゆる「メタルフリー治療」をしてもらいましょう。

デメリット7:噛み合わせがおかしくなる場合がある

「歯を移動させて、噛み合わせを良くする」という他の歯列矯正とは異なり、セラミック矯正の場合は、そもそもの噛み合わせが改善するわけではありません。
あくまで、歯を削ったり、セラミックを被せたりすることで、「噛み合わせを調整する」というだけです。

そのため、実力の低い歯医者を利用すると、むしろ噛み合わせが悪化する可能性があります。
最悪の場合、顎関節症に陥ることさえあります。

セラミック矯正で失敗しないための秘訣|姫路市

カウンセリングを活かす

治療前のカウンセリングにおいて、「噛み合わせ」や「審美性(全体的な綺麗さ)」などに関してきちんと相談しておきましょう。また、痛みの有無や程度、歯を削る量、抜歯の有無、神経を抜くかどうかなども確認しておきます。
セラミック矯正はノーリスクでできる治療ではありません。
事前にしっかりと、危険性を理解しておきましょう。

きちんと歯医者を選ぶ

また、状態によっては「セラミック矯正ではない手法のほうがいい」という可能性もあります。そのため、セラミック矯正だけに特化した姫路市の歯医者に依頼するのはおすすめしません。
「矯正治療」についても「審美治療」に関しても信頼できる歯医者を探しましょう。

治療後に継続的にメンテナンスを受ける

ドクターから指示があると思いますので、それに従い定期的にメンテナンス(検診)を行ってください。セラミックがある箇所の確認や、噛み合わせのチェック・調整などをする事になります。

また、定期検診を通じて、「口内の全く関係のない場所のトラブル」が発見される事もあります。つまりは「定期検診を受けていれば、問題を早期発見しやすい」ということです。