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デメリット込みでジルコニアは優秀 | もり歯科(兵庫県姫路市)

ジルコニアクラウン

ジルコニアのデメリットとそれに対する考え方|姫路市

デメリット1:接着の難易度がやや高い

「自然歯」と「ジルコニア」を適切に接着する難易度はやや高いです。
ですから、ジルコニア治療を希望する場合は、姫路市の信頼性の高い歯医者を探しましょう。
ただし、問題なくジルコニア治療を実施している歯科医院が大半ですから、患者側としてはそれほど気にする必要はありません。

デメリット2:歯を削る量が少し多くなる

「歯を削る量が少なくて済むクラウン・インレー」と言えば、メタルクラウン(銀歯)が代表的です。一方、ジルコニア治療をする場合は、メタルクラウンに比べて歯を削る量が増えるケースが大半です。

ただし、歯を削る量が多少増えたところで、それが直接的なデメリットになるとは言い難い部分もあります。そもそも、実力のある姫路市の歯医者であれば、「削るべき量」しか削りません。
また、メタルクラウンとジルコニアとで、歯を削る量に大幅な違いがあるわけでもありません。

「歯科治療においては、少しでも多く自然の歯を残すべき」とよく言いますし、真理ではあります。
ですが、この言葉には「少しでも多く自然の歯を残すことだけを考えるべき」という意味は含まれていません。

・治療後の口内の状態はどうなるか
・治療後の歯の審美性はどうなるか
・治療後の歯の頑丈さはどうなるか
・どれくらいもつのか
・虫歯、歯周病、歯のリスクはどうなるか

など、色々なことを踏まえてトータルで考える必要があります。
その観点で言えば、ジルコニアは「多少歯を削る量が多くなるものの、非常に優秀な素材である」と言えます。

ちなみにメタルクラウンには、「長く使っていくと周辺で虫歯が発生しやすくなる」「金属アレルギーの恐れもある」「そもそも目立つ」「歯茎の変色のリスクがある」などのデメリットもあります。

ただし、歯医者や医者次第で歯を削る量が変わることは確かです。
ジルコニア治療に限らず、歯科治療をするときは信頼できる歯医者を利用しましょう。

ジルコニアのデメリット3:価格が高い

ジルコニア治療の場合、歯1本につき10~20万円くらいの歯医者が多いです。
ジルコニア治療には基本的に保険が適用されませんから、どうしても価格が高くなるのです。
ただし、同じ歯科分野のインプラント治療などを比べると安くて済みます。

また、ジルコニア治療の価格の高さに対処する方法もいくつかあります。

価格への対処方法1:ローンを使う

歯科治療には「デンタルローン」というローンが用意されている場合があります。
これを使えば、一度に10~20万円を支払わなくて済みます。

ただし、

・一括支払いよりもコストが高くなる可能性がある(金利手数料が発生する場合がある)
・審査がある(落ちれば使えません)
・連帯保証人が必要になることもある
・そもそもデンタルローンがない歯医者がある

というデメリットもあるので覚えておきましょう。

ジルコニア治療を急いでいないのであれば、「お金を貯めてから治療を受けて、デンタルローンを利用しないようにする」というのも一つの手です。

価格への対処方法2:複数の歯を一度に治療する

複数の歯に対して一度にジルコニア治療を施す場合は、セット割が適用されて、通常よりも価格が安くなる可能性があります。

ただし、この方法を採用できる状況にあるということは、即ち複数本の歯の状態が悪いということでもあります。
そのため、ジルコニア治療以外にもっと適切な治療方法があるかもしれませんので、まずは姫路市の信用できる歯科医院で相談してみましょう。

また、いくらセット割になったとしても、複数本ですから価格がかなり高くなることは確かです。予算が厳しい場合も、別の方法を検討する必要があると言えるでしょう。

価格への対処方法3:保証を外す

ジルコニア治療には、「○年間以内に起きた施術箇所の支障については、無料で治療する」などといった内容の保証がつくことがあります。
この保証を利用しなかったり、保証年数を短くしたりすることで、価格を抑えることができる場合があります。

ジルコニアは頑丈であり、変色などの劣化もしにくいですから、検討の余地はあります。
ただし、劇的に安くなるわけではありませんから、慎重に考えましょう。
また、そもそも「保証がない歯医者」もありますし、「保証を外せない」「保証期間を変更できない」という可能性もあります。

デメリットを大きく上回るジルコニアのメリットとは?|姫路市

ここまでジルコニアのデメリットを挙げてきましたが、それを遥かに上回るだけのメリットがあります。
主なメリットを紹介します。

メリット1:頑丈で耐久性が高い

まず、ジルコニアは物理的にとても頑丈です。
例えばオールセラミックはやや脆いため、圧力がかかりやすい奥歯には入れることができない場合も多いですが、ジルコニアであれば奥歯にも入れることが可能です。

そして、ジルコニアであれば長年使い続けても色が変わって汚くなったり、溶けたりすることがほぼありません。いつまでも美しい状態のまま利用し続けることが可能です。

以上のようにジルコニアの耐久性は高いと言えますから、メンテナンス費用がそれほどかかりませんし、交換するまでの年数もかなり長くなると予想できます。
ですから、「トータルでかかる費用」を考えれば、コストパフォーマンスは悪くないと言えるでしょう。

補足:「耐久性の高さ」についてはあくまで予測です

ただし、日本国内で歯科治療においてジルコニアが使われるようになったのは2005年になってからのことです。そのため、一番長くジルコニアを使い続けている人でもまだ15年程度という計算になります。

「ジルコニアの耐久性が高い」と言いましたが、これはあくまで素材としての特徴を踏まえた上での「予測」であるということを一応覚えておきましょう。

ただし、今のところ「ジルコニアを入れたのに数年で劣化してしまった」という声はほぼ存在しません。

メリット2:虫歯のリスクが低い

例えば「銀歯」を入れた場合は、だんだんと銀歯そのものが溶解し、自然の歯との間にスキマができ、そこを起点に虫歯ができてしまう可能性があります。

しかし、ジルコニアの場合は先ほどお伝えした通り、ほとんど溶解しませんから、「自然の歯とのスキマ」がほぼできません。
そのため、虫歯になるリスクは低いと言えます。

ただし歯磨きなどを怠ると、通常通り虫歯になりやすくなります。
「ジルコニアを入れると、虫歯になりにくくなる」というわけではないので気を付けましょう。

メリット3:金属アレルギーのリスクがない

「メタルクラウン」や「メタルボンド(金属とセラミックでできたクラウン)」に関しては、金属アレルギーが心配です。
「現在金属アレルギーにかかっている」という人はもちろん金属素材を使うことはできませんし、「現在金属アレルギーにかかっていない」という方でも、金属が徐々に口内で解けて体内に蓄積していき、ある日症状が出てしまう恐れがあります。

また、メタルクラウンの影響で歯茎が変色する可能性もあります。
金属が原因で変色してしまった歯茎の色を元に戻すのは非常に困難です。

特にメタルクラウンには「ジルコニアなどを比べると圧倒的に安い」というメリットがあります(保険が効きます)が、リスクも高いので、できれば利用したくないところです。