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セラミック治療とブラッシングの改善 | もり歯科(兵庫県姫路市)

セラミック

セラミックにおけるブラッシングを改善する方法とは?|姫路市

セラミックは審美性が高いため、歯の治療法の一つとして人気です。
ですが、ブラッシングの方法に問題があると、せっかく美しいセラミックでも徐々に変色したり、付近の歯や歯茎にトラブルが起きたりする可能性があります。

セラミックにおけるブラッシングを改善する方法は主に2つあります。

改善方法1:ブラッシングの力を弱くする

普通のブラッシングにおいても言えることですが、力を入れて歯磨きをしてしまう方が少なくありません。「シャカシャカ」と大きな音がしている人は、力が入りすぎている証拠ですので改善しましょう。

毛先のみがセラミックに接触するようにして、優しく横磨きを行います。それだけで十分です。
実際、これまで力を入れてブラッシングをしてきた方は、「優しくブラッシングしたほうがツルツルになる」ということが実感できるはずです。

もちろん元々の歯に対しても同じように優しくブラッシングすべきです。

改善方法2:やわらかめ~ふつうの歯ブラシを使う

通常通り使っていれば問題はないレベルですが、セラミックはやや耐久性が低いため、やわらかめ~ふつうの歯ブラシを使ってブラッシングしましょう。

かための歯ブラシでブラッシングしていると、徐々にセラミックにキズがついていく恐れがあります。しばらくは何も変化を感じないと思いますが、長期的に続けているとどこかのタイミングで割れたり欠けたり、細かなキズに汚れがつきやすくなったりする可能性があります。

ちなみに「自然の歯」をブラッシングする場合も、やわらかめ~かための歯ブラシをおすすめします。かための方がなんとなく気持ちが良いかもしれませんが、特にメリットがあるわけではありません。

改善方法3:歯ブラシの交換タイミングに注意する

1カ月に1回は歯ブラシを新調しましょう。

もちろんこれはあくまで目安であり、毛先がある程度開いてしまった歯ブラシを交換すべきです。
歯ブラシを後ろから見て、横に広がった毛先が見えるようなのであれば、新調すべき時期に来ていると言えます。
ちなみに「明らかに毛先が広がっている」という状態になると、新品の歯ブラシの3分の2程度しか歯垢を落とすことができなくなると言われています。

そして、「1~2週間程度で毛先が広がってしまう」という方は明らかに力を入れ過ぎています。このままではセラミックを傷める事になる恐れがあるので、「改善方法1」で紹介したように優しく磨きましょう。

また、毛先が広がっていない場合でも1カ月ほど経過したら交換すべきです。
それくらいの時期になると、どれだけ正しく管理していても毛先に汚れ(菌)が付着してしまうからです。

改善方法4:セラミックのブラッシング後の管理にも気を使いましょう

ブラッシングが完了したら、水道の水で洗い落とす人がほとんどだと思います。
ですが、軽く水で流す程度では、歯磨き粉や汚れを十分に落とすことができません。
水で流したら、毛先のところにさらに水をかけつつ指で優しくこすり洗いをしましょう。
この際、指に力を入れてしまうと毛先が広がる恐れがあるので気を付けてください。

洗い終えたら乾燥させます。
歯ブラシを軽く振って水気を飛ばし、ティッシュ等で拭いたら、風通しのいい場所に置いておきましょう。置くときは毛先を上にして、毛先に圧力がかからないようにしましょう。
水気が長時間残っていると、そこで雑菌が繁殖する可能性が高いです。

また、一か所に複数本の歯ブラシを置いている場合は、それぞれの毛先が接触しないように調整してください。

改善方法5:歯医者で指導を受けましょう

そして、結局のところ「歯医者でブラッシングの指導を受ける」ということが非常に大事です。
改善方法1~4までをご覧になって「そんなことは知っている」と感じた人もいるかと思いますが、適切な方法を理解してもなお難しいのがブラッシングです。
ですから、少なくとも一回は歯科医院でブラッシングについて教えてもらいましょう。

セラミック治療後はブラッシング用の歯磨き粉も改善すべきか|姫路市

セラミック治療を終えたら、仕様中の歯磨き粉についても改善すべきかもしれません。
まず、「研磨剤」が含まれた歯磨き粉を使うのはやめましょう。

研磨剤を使うことで歯の表面がツルツルになりますし、着色汚れや歯垢も落とすことができます。
ですが、「研磨」というくらいですから、微妙に歯が削れてしまう可能性があります。
セラミックは比較的脆いですから、研磨剤入りの歯磨きで長期的に磨き続けることで、削れて、いずれ欠けたり割れたりしてもおかしくありません。

ちなみに、セラミックなどを入れていないのであれば研磨剤入りの歯磨き粉を使っても構いません。しかし、力を入れて磨いたり1日に何回も歯を磨いたりすると、やはり危険なので気を付けましょう。

心配であれば研磨剤入りの歯磨き粉を使うのはやめて、薬用の歯や歯茎に優しい歯磨き粉に切り替えることも検討してみてはいかがでしょうか。

セラミック以外の「自然の歯」のブラッシングも改善しましょう|姫路市

もちろん、セラミック以外の歯もきちんとブラッシングすることが大事です。
そうでないと「セラミック治療が必要な箇所」が増えるリスクが高くなります。

真剣にブラッシングを行うとなると毎日それなりに時間を使うことになりますが、「ブラッシングを適切にしなかったことが原因で発生すると思われる歯の治療費・治療時間」を考えれば、我慢できるはずです。

すでに少し触れている部分もありますが、改めて確認し改善していきましょう。

改善ポイント1:毛先を歯の面に当てる

歯ブラシの毛先を歯の面に当てます。
「歯と歯の間」「歯と歯茎の間」にもきちんと当て、必要に応じて角度を変えながらブラッシングしましょう。

改善ポイント2:磨く力は150~200グラムほど

「磨く力が分からない」という方は、計量器を用意してそこに歯ブラシを優しく押し付けてみましょう。その際150~200グラムほどになっていれば適切です。
セラミックをブラッシングする場合は、もう少し力が弱くてもいいくらいです。

改善ポイント3:毛先を細かく動かす

歯ブラシを横向きにして、5~10ミリくらいずつ動かしながら、小刻みにブラッシングを行いましょう。よくわからなければ「とにかく小さく動かす」とだけ考えていれば大丈夫です。

基本的に1~2本ずつ磨くことになります。
「3本ずつ磨けてしまう」という方は、明らかに歯ブラシを大きく動かし過ぎています。
恐らく力も入っているでしょうから、改善してみましょう。

改善ポイント4:凸凹している箇所は歯ブラシをタテにしてブラッシングする

前歯などの凸凹している歯は、歯ブラシをタテにして1本ずつブラッシングすると歯垢が取れやすいです。

そして、奥歯については口を小さく開けたほうが、意外と歯ブラシが入りやすいです。
歯ブラシを入れることができたら、角度を工夫しつつ優しく磨きましょう。

改善ポイント5:必要に応じて歯間ブラシなども使う

必要に応じて歯間ブラシや、液体タイプのマウスウォッシュなども使いつつ、歯の健康を保ちましょう。
ただし、セラミックなどを入れている人が特別な道具を使う場合は、念のため担当した姫路市の歯医者の許可を取ってからにすることをおすすめします。