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セラミックのメンテナンスについて | もり歯科(兵庫県姫路市)

セラミック

セラミックにメンテナンスは必要か|姫路市

歯のセラミック治療をすると、当然「自然の歯」ではなくなりますから、歯磨きなどのメンテナンスが不要になるように感じるかもしれません。
ですが、実際にはセラミックには「壊れやすい」「変色しないわけではない」などのデメリットもありますから、メンテナンスを欠かすことはできません。

では、どのようなメンテナンスが必要なのでしょうか。
主な方法を紹介します。

セラミックのメンテナンス1:汚れを除去する

セラミックの最大のメリットは「白く美しく、自然の歯とほとんど遜色ない」ということです。
しかし、セラミックが汚れたままブラッシングなどを行わずに放置していると、変色しやすくなってしまいます。
ですから、セラミックに関しても毎日きちんとブラッシングしましょう。

ただ、汚れが気になり過ぎて、過剰にブラッシングを行ってしまうとセラミックが傷つく恐れがあるので気を付けてください。
あくまで優しくブラッシングすることが大事です。
ちなみに、普通のブラッシングも「毛先が当たる程度に優しく」という意識で行うことが大事ですが、セラミックのブラッシングも同じ発想で行えばまず問題ありません。

恐らく歯のセラミック治療を行う姫路市の歯医者で、ブラッシングの指導もあるはずですので、それに従って歯磨きをしましょう。もし指導がない場合は、ドクターに質問してみましょう。

ただ、どれだけ気を使ってブラッシングをしていても汚れてしまう可能性があります。
その際は、すぐに担当した歯医者を訪れましょう。

セラミックのメンテナンス2:歯ぎしりをしていないかチェックする

セラミックはやや脆い素材ですから、歯ぎしりをすることで欠けたり割れたりしてしまう恐れがあります。
「歯ぎしりは睡眠中に発生することなので気付けるはずがない」と感じるかもしれませんが、酷い歯ぎしりをしていれば、「セラミックが削れる」など、何らかの痕跡が残る可能性があります。
心当たりがある場合は、すぐにセラミック治療を受けた姫路市の歯医者を訪れましょう。

家族と生活している人の中には「家族に歯ぎしりを指摘されたことは一回もないから、気にしない」という方もいるかもしれません。
ですが、セラミック治療をすることで口内のコンディションが微妙に変わり、歯ぎしりをするようになる可能性がないわけではありません。油断しないようにしましょう。

さて、歯ぎしりの疑いがあるのであれば、基本的にはマウスピースをつけて対応する事になります。
このマウスピースですが、市販のものではいけません。
ご自身の歯に適するマウスピースをつける必要がありますので、歯医者で用意してもらいましょう。
ちなみに、このマウスピースには保険が効く可能性もあります。

セラミックのメンテナンス3:定期的に歯医者に通う

セラミック治療完了後も、メンテナンスのために定期的に歯医者に通うことになります。
「治療が完了したのだから必要ない」とは考えず、必ず指示通りに通院してください。
また、口内に異変を感じる場合はメンテナンス日でなくても歯医者を訪れましょう(恐らく予約が必要になりますが)。
セラミック治療が完了して間もない時期は通院のペースがやや早くなる場合が多いです。
ですが、安定してくるにつれてペースが遅くなっていくはずですのでご安心ください。

ちなみにこの定期検診を通じて、「セラミック治療をした部分以外の歯・歯茎」もチェックしてもらうことができるはずです。

ですから「今のところ歯に何の異常も違和感もない」という方でも、半年~1年に1回程度は歯の定期検診を受けることをおすすめします。
そうすれば、様々な口内のトラブルを初期段階で抑え込むことができ、「生涯で発生するトータルでの歯の治療費」を少なくすることが可能です。

口内の疾患の中には、完治させるために数十万円の費用が必要になるものもあるので細心の注意を払うべきです。

セラミックのメリット|姫路市

ここまでセラミックのメンテナンスについて解説しました。
ドクターと相談しつつ、メンテナンスを続けていきましょう。

ここからはセラミックのメリット・デメリットを紹介します。
まずはメリットからです。

メリット1:金属アレルギーの心配がない

セラミックには金属が全く含まれていませんから、金属アレルギーをお持ちの方でも気兼ねなく使うことが可能です。

「これまで金属アレルギーの症状が出たことはない」という方でも、長期的に口の中に金属を入れておくことで、どこかの時期に突然発症してしまう恐れもあります。

メリット2:歯茎の変色がまず起きない

金属の影響で歯茎が変色する可能性もあり、一度変色してしまうと元通りにするのは困難です。
ですがセラミックは金属フリーですから、その心配は不要です。

メリット3:歯周病や虫歯のリスクが低い

安さが魅力の「銀歯」に関しては、長期的に使っていくことで溶解したり削れたりして、歯との間にスキマができてしまう可能性があります。そして、そこから虫歯菌が侵入して、歯周病や虫歯が発生する恐れがあります。
ですが、セラミックであればスキマができにくいですから、歯周病や虫歯になるリスクは低いです。

ただし、もちろんブラッシングなどを怠れば、セラミックの付近に限らず虫歯や歯周病になる危険性が高くなります。
油断せずに、毎日きちんと歯磨きをしましょう。

メリット4:審美性が高い

先ほども触れましたが、セラミックは非常に審美性が高いです。
「自然の歯」と同じような美しさがあるため、セラミックを入れても誰かに気づかれることはまずありません。

セラミックのデメリット|姫路市

デメリット1:やや脆い

やや脆いため、思いきり噛みしめる機会が多くなる「奥歯」には入れられない場合があります。
奥歯に入れるのであれば、非常に頑丈な「ジルコニア」の表面に、セラミックを焼き付けた「ジルコニアセラミック」を使うことになるケースが多いです。

ただ、前歯であればそれほど噛みしめることはありませんから、「オールセラミック(セラミックのみ)」が入れられることが多いです。
しかし、「オールセラミックにはやや劣るものの、ジルコニアセラミックも審美性は高い」ですから、前歯治療に関しても、ジルコニアセラミックを選択肢に入れておくことをおすすめします。

デメリット2:価格が高い

セラミック治療には基本的に保険が効きません。そのため、歯1本につき8~15万円くらいはかかってしまいます。銀歯であれば1本数千円で済みますから、かなりの差があります。

しかし、先ほどもお伝えした通り、銀歯のデメリットは大きいです(銀歯治療が下火になっている国もあるくらいです)。
したがって、できる限りセラミックやジルコニアなどの高品質な素材を使って、治療したいところです。

ちなみに、デンタルローン(歯科治療専用ローン)が使える歯医者もありますから、必要に応じて活用しましょう。

デメリット3:歯をやや多く削る

「歯をある程度多く削り、セラミックに分厚さをもたせる」ということをしないと、セラミックの強度が低くなります。一方、銀歯を入れる場合は、歯を削る量は少なくて済みます。

とはいえ、実力のある歯医者であれば無駄に歯を削ることはしませんので、セラミック治療を受ける際は、信頼できる歯科医院に任せましょう。