今回は、インプラント治療に対しての患者様の思いや考えについてです。

「インプラント」という言葉を耳にしたことがあると思います。

一般的にインプラントは、第二の永久歯と言われています。

インプラントの利点としては、ブリッジのように健康な歯を削らないため、隣の歯の負担がありません。また、入れ歯のように取り外しの苦労もなく、異物感もないため、しっかりと自分の歯のように咬めます。さらに、条件が整っていれば、20年以上、安心して使用することができます。

実際、私が勤務していた、愛知学院大学歯学部附属病院でも、20年以上、問題なくインプラントを使用されている患者様を多く診察していました。

では、実際に患者様はインプラントに対してどのように考えているのでしょうか。

下の論文は、①性別、②年齢、③インプラント治療の選択の理由、④不安要素、⑤インプラント治療に対する知識、⑥期待する耐久年数についてアンケート調査をしたものです。

まず、①性別と②平均年齢です。男女比は414人：745人（1：2）で、平均年齢は54.1歳でした。

私も14年間、インプラントの専門機関でインプラント治療に携わってきました。そのなかで、50歳以降の女性の患者様が特に多くおられました。健康な歯を削られてしまう不安感や入れ歯に対する抵抗感、見た目の問題などからインプラント治療を選択されている印象でした。

今後は、数回に分けて、インプラント治療に対する患者様の意識調査について述べていく予定です。

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