今回は、20年以上経過したインプラント患者様の、アンケート調査についての第一回目です。

以前のインプラント治療に対する患者様の意識調査で、インプラントに期待する耐久年数に対して、20年以上を期待する患者様が多いと報告しました。

では、20年以上経過したインプラント患者様についてのアンケート調査の論文がありますので、数回にわけて述べていきます。 最初はインプラントの経過と、お口の中の状況についてです。

インプラントの経過に関しては、78％の患者様が「特に問題ない」との結果でした。一方で、8.4％で「歯ぐきが腫れる」いったトラブルがありました。様々なトラブルがあるようですが、20年間でのインプラントの残存率は86％でした。この数値から、他の治療と比較しても、インプラントは長期間、安心できる治療であることがわかります。約85～90％のインプラントが20年間使用できています。

インプラント治療後20年以上、歯を喪失していない患者様は80％でした。50才以降での歯の喪失原因の94％は歯周病と歯根破折です。この原因は、残存歯に負担過重が生じることによって起こっています。

インプラント治療によって、歯の欠損に伴う咬合崩壊の予防に、大きな効果を発揮していると考えます。

もり歯科では、多くの患者様に対して、20年以上、安心して使用できるインプラント治療に力を入れています。

それは、「一生、自分の歯で安心して咬める」という、もり歯科のコンセプトに合っているからです。

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