今回は、2014年より健康保険に導入されたCAD/CAM 冠についてです。

以前、犬歯から後ろの奥歯（小臼歯や大臼歯）にかぶせ物を装着するときは、健康保険では見た目が悪い銀歯か、強度が弱いプラスチックの歯（レジンジャケット冠）しか装着できませんでした。

2014年からは、CAD/CAM 冠が適用になりました。CAD/CAM 冠は、白くレジンジャケット冠よりも強いかぶせ物です。下の図のように年々、増加傾向にあります。

一方、以前のかぶせ物と素材が大きく異なるため、かぶせ物の脱落が多く、装着した10％～25％が２年以内に脱落してしまったとの報告もあります。

私の見解としては、健康保険に導入されているCAD/CAM 冠はまだまだ改善の余地があります。

もり歯科では、健康保険のCAD/CAM 冠の脱落原因などを論文などで調査し、最善の方法で処置をしております。

どうしても、自費のかぶせ物（ジルコニアクラウンやセラミッククラウン）よりは、すべての面で見劣りします。患者様に、わかりやすく特徴を説明しますので、なんでもご質問ください。

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