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インプラント施術後の経過について | 医療法人社団健口会もり歯科(兵庫県姫路市)

インプラント

インプラント治療後の経過が悪いときの対処方法|姫路市

インプラント治療が終わっても、定期的に口内のメンテナンスをする必要があります。
しかし、それとは別に経過が特別に悪いときはどのように対処すればいいのでしょうか。

インプラント施術に伴う経過不良について|姫路市

インプラント施術後の痛みについて

外科施術が終わったら、鈍い痛みが数時間ほど継続して消えることが多いです。
ですが、痛みが数日間継続するケースもないわけではありません。

ただ、本来はどれほど長くても通常は7日ほどで痛みが消えるはずです。
ですから、それよりも長く痛みが続くのであれば、施術を行った姫路市の歯科医院を再度訪れましょう。
骨が感染している、もしくは骨がヤケドに見舞われているかもしれないからです。

そして、ドクターがインプラントを外すか、投薬治療をしつつ経過観察を行うかを決めることになります。

インプラント施術後の腫れについて

インプラント施術後、大半の人が多少なりとも腫れることになります。
「傷を回復させるための、体内の組織液が少しずつにじみ出ている」ために腫れが発生しているだけですから、基本的に放置していて構いません。

ちょうど風邪を引いていたり糖尿病に見舞われていたりすると、腫れが中々治らないこともありますが、最終的にはほぼ間違いなく引きます。
また、腫れが大きくなる場合もありますが、「腫れのサイズ」と「痛みの程度」はほとんど関係ありません。

ですが、「長期間経過しても全く腫れが引かない」「あまりにも痛すぎる」など、経過が酷く悪いのであれば、インプラント治療を受けた姫路市の歯科医院に相談しましょう。

インプラント施術後に血が出る場合について

インプラント治療が終わった当日くらいは、「にじむくらいの出血」があるかもしれません。
これは致し方ないことですし、心配する必要はありません。
ただ、そのまま眠ると口から多少漏れる血液によって、ベッドなどが汚れる場合があるので、タオルなどを敷いておくことをおすすめします。

そして、上アゴの手術を行うと「鼻血」に見舞われる恐れがあります。
できるだけくしゃみをしないようにしつつ、鼻もかまないようにしましょう。
これについては「経過観察で構わない」というわけにはいかないので、すぐに姫路市の歯科医院に連絡しましょう。

それから、下アゴの施術をして数時間経過したくらいのタイミングで、異常な腫れが発生することがあります。具体的に言うと、「舌が上アゴに押される」という感覚になります。
この場合、付近の深い部分の血管が傷ついているのかもしれません。
即、担当医に連絡しましょう。

また、血が肌の外に出るわけではありませんが、アザができることがあります。
これは内出血であり、インプラント治療時以外で発生したケースと同じく、しばらくすれば完治するので経過を見守りましょう。
ただし、半月以上経過してもアザが残っている場合は、ドクターに相談して下さい。

インプラント施術後の唇や口付近の痺れやマヒについて

インプラント治療の後に唇やその周辺が痺れたり、マヒしたりすることがあります。
その主な原因を挙げていきます。

1:神経に麻酔の針が接触したため

インプラント施術では麻酔注射を行います。
この際、麻酔の針が神経に触れていると、麻酔が切れてからも多少痺れやマヒが続くことがあります。
ただし、しばらく経過すれば治まります。

2:インプラントホールを作るときに神経に負荷がかかったため

インプラントホールを作る場合に、神経が押されてしまう可能性があります。
それでも神経が切れていなければ、マヒや痺れはそのうち治まることが多いです。
しかし神経が切れているケースでは、なかなか改善しない場合があります。

3:神経がインプラント体に押されているため

植立を浅くしたり、インプラントを適切なものに交換したりする必要があります。
そうしなければいくら日数が経過しても、マヒや痺れが継続してしまう可能性が高いです。

4:神経が腫れに押されているため

腫れが治まるとともに、マヒや痺れも引いていきます。

5:オペの際に神経に意図的に触ったため

「位置チェック」をする目的で、施術の際に神経を直接触る場合があります。
これによってマヒや痺れが発生するかもしれませんが自然回復します。

マヒや痺れが発生する原因を5つ紹介しました。
「少し時間が経過すれば治る」と言えるものも多いですが、一般の方がマヒや痺れが起きている理由を判断することはできません。
ですから、ドクターの診断を受けることを強く推奨します。

人工歯に関する経過不良について|姫路市

設置したインプラント体や周辺具によって不具合が出る場合もあります。

人工歯の揺れについて

インプラント体そのものに何らかの不備があると揺れるかもしれません。
このケースでは、インプラント体を外す必要があります。
いくら日数が経過しても、放置して定着することはまずありません。

それから、コンポーネントのネジが折れたり、締めが甘くなっていたりする場合も揺れる可能性があります。このパターンでは、ネジを交換したり締め直したりすれば済むので、あまりコストはかかりません。

食べ物が歯と歯の間、歯茎と歯の間に入りやすい

インプラント治療後、「歯と歯の隙間」と「歯と歯茎の隙間」の広さは、どうしてもわずかに変わってしまうものです。そうなると、食べ物が入りやすくなる可能性があります。
歯磨きの使い方を改善するだけで解決する場合もあるので、ドクターに相談してみましょう。

ちなみに、人工歯の形状によっては「食べ物が隙間に入ることがまずない状態」を作ることも可能ではあります。しかし、そうしてしまうと稀に食べ物が入ってしまったときに、取り除くことが非常に難しくなります。
そのため、ある程度余裕のある形状にするのが普通です。

人工歯が欠けてしまった場合は?

「天然歯」には歯根膜という緩衝材があるため、思い切り噛んでもそう簡単に割れたり欠けたりすることはありません。
ですが、インプラントには歯根膜が存在しませんから、噛んだ際に稀に破損することがあります。

もちろん、いくら日数が経過しても自然に修復されることはありません。
ドクターに相談して、修理を行う必要があります。

経過観察で十分なインプラント治療後の主なトラブル

以下で紹介するトラブルは、ある程度日数が経過することで自然と解決します。
(万が一、長期間経っても改善しない場合は、姫路市の歯科医院を訪れましょう)

喋りにくくなる

インプラント治療によって口内のコンディションが変化するため、しばらくは多少喋りにくくなる可能性があります。

舌や頬を噛みやすくなる

「歯がない状態」が長期間継続していると、その位置に舌や頬を持っていく癖がつくことがあります。その部分を人工歯で埋めても、しばらくのうちは舌や頬がそこに向かっていき、そのまま噛んでしまう可能性があります。

これに関しては筋肉がだんだんと適応していき、しばらく経過すれば落ち着きます。
特に口の筋肉を鍛える必要もありません(鍛える事にデメリットはありませんが)。

ただし、一回噛むとその部分が隆起して、再度噛むリスクが高くなります。
ですから、「食べ物は落ち着いてゆっくり噛む」などの意識を持っておくことをおすすめします。