姫路市の歯科インプラント治療で対応できる「歯根嚢胞（しこんのうほう）」とは?

歯根嚢胞の概要

口内に限らず、体内に発生した病的な袋状の物体のことを「嚢胞」と言います。
通常、嚢胞の内部には液状の内容物が含まれています。
口内で言えば、主に唇や舌などの柔らかい組織に発生する場合もあれば、アゴの骨に発生するケースもあります。

そして、アゴの骨の内部に存在する歯根に生じた嚢胞のことを「歯根嚢胞」と呼びます。
これには、インプラント治療によって対応できる場合もあります。

「歯の内側に存在する神経」のことを「歯髄」（しずい）と呼びますが、そこが菌に侵され、それが歯根の先端（根尖–こんせん）にまで到達し、歯根の周りにまで菌が及ぶと、「歯根性歯周炎」に見舞われます。
これが長期化してしまうと歯根嚢胞に見舞われる可能性が高いです。

ちなみにアゴの骨に発生する嚢胞のうち、約5～6割は歯根嚢胞です。
ほとんどの場合、歯根嚢胞は永久歯に発生し、乳歯にできてしまうことはほぼありません。
「乳歯に歯根嚢胞が発生していた」のであれば、治療に伴い抜歯を行っても、もちろん再び歯が生えますから、基本的に歯科インプラント治療は不要です。

ただ、そもそも「乳歯があるような年齢の人はインプラント治療ができない」とも言えます。
（まだ歯や歯茎が成長段階にあるため）

歯根嚢胞の自覚症状に関して

歯根嚢胞は徐々に膨らんでいきますから、初期段階で自覚できることはまずありません。
しかし、他の歯のインプラント治療等で、姫路市の歯科医院でX線撮影をした時に、たまたま発覚するという場合も珍しくありません。

感染すると痛みが生じますし、歯根嚢胞が大きくなるにつれて骨が多少隆起してくる可能性もあります。

歯根嚢胞の診断

歯根嚢胞の要因となった歯の神経が死滅していることを突き止めたら、X線撮影をします。
歯根嚢胞であれば、撮影により「円形の像」が根尖部にあることが分かります。
嚢胞のサイズは、「小さな豆～ニワトリの卵くらい」までと幅広いです。

X線撮影で確認すると「骨に空洞がある様子」が分かるので、歯根嚢胞を見逃すことは姫路市の歯科医院に限らずほとんどありません。

歯根嚢胞があることが発覚したら治療方法を決め、場合によっては歯科インプラント治療を施すことになります。
ちなみに、歯根嚢胞が自然に治ることはまずありません。

歯根嚢胞の治療方法｜歯科インプラント治療もできます

歯の神経を治療するだけで完治する場合もありますが、上手くいかなければ歯根嚢胞を取り出すことになります。また、歯根嚢胞が大き過ぎるのであれば、最初から取り出す可能性もあります。

要因となっている歯が揺れていて残すことが不可能であるケースでは、抜歯してから嚢胞を取り出すことになります。
そして、歯が揺れておらず残すことが可能であれば、菌に侵された根尖部だけを切ってから、嚢胞を取り出します。

歯根嚢胞があると発覚した際には、その歯科医院で治療を終わらせられることもあります。
ですが、歯根嚢胞がある場所やサイズ次第では、外部の歯科口腔外科に行くことになる可能性もあります。

また、抜歯することに決まったのであれば、その段階で歯科インプラント治療について相談しておくのもいいでしょう。

ただし、歯科インプラント治療は基本的に保険が効かず高額になりますから、簡単に決めることはできないはずです。とはいえ、歯科インプラント治療にはそれだけの価値がありますので、じっくり検討してみましょう。

歯根嚢胞を防止し、歯科インプラント治療を避けるために｜姫路市

歯根嚢胞が発生しても、姫路市などの信頼できる歯科医院に行けば適切に治療することができます。インプラントで対応することもあれば、銀歯や部分入れ歯で対処することもあるでしょう。

ですが、いずれにせよ歯根嚢胞にならないに越したことはありません。
では、歯根嚢胞を防止するためにはどうすればいいのでしょうか。

実は単純に「しっかりと丁寧に歯を磨く」というのが一番の防止策となります。
なぜなら、歯根嚢胞や根尖性歯周炎は虫歯によって引き起こされるものだからです。

しかし、きちんと歯を磨くというのも案外簡単な事ではありません。
ですから、一度は姫路市の歯科医院を訪れて、歯磨きの指導を受けることをおすすめします。

そして、かかりつけの歯科医院を作り、最低でも1年に1度は検診に行くことを推奨します。そうすることで、「自覚症状のない歯周炎や虫歯」が見つかる可能性もあります。
もちろん、歯根嚢胞があると発覚する場合もあるでしょう。

検診は基本的に無料で行えるわけではありませんが、検診によって重大な症状を抑えこむことができれば結果的に出費が低くなります。また「トータルでの通院回数」も減らすことができます。
（先ほどもお伝えしましたが、例えばインプラント治療は特に高額ですし、通院回数も少なくはありません）

ちなみに、外傷の影響で歯根嚢胞や根尖性歯周炎が発生する事もあります。
歯にヒビが入っていたり割れたりしている、つまり衝撃が加わったことがある場合も、一度は姫路市の歯科医院を訪れたほうがいいでしょう。

歯根嚢胞でインプラント治療をするメリット｜姫路市

「事故」や「先天的な欠損や形成不良」を理由とする歯科インプラント治療であれば保険が効きますが、それ以外の原因で行う場合は保険が適応されません。
歯根嚢胞に関しても、当然インプラント治療に際して保険は利用できないという事になります。

しかし、歯科インプラント治療には金額の高さを補って余りあるほどのメリットがあります。

歯科インプラント治療のメリット1：自然な見た目になる

銀歯については人間の自然の歯と色が違うので言うまでもありませんが、部分入れ歯であっても場合によっては見た目に違和感が出てしまう可能性があります。

ですが、歯科インプラント治療であれば自然な見た目に仕上がります。
例えば、誰かの前で歯を見せて笑う機会があっても、「歯に何かした?」などと聞かれることはないはずです。

ただし、実力のない歯科医院でインプラント治療を受けると、見た目がおかしくなる恐れがあります。
ですから、インプラント治療は信頼できる姫路市の歯科医院で行いましょう。

歯科インプラント治療のメリット2：噛む力が高レベルで維持される

例えば部分入れ歯にすると、噛む力が「元の4分の1前後」になる可能性が高いです。
強引に噛もうとすると、歯茎や周囲の歯が傷つく恐れがあります。

ですが、歯科インプラント治療であれば、噛む力が高レベルで残ります。
基本的に70～80パーセント程度は残ると考えていて構いませんし、人によっては噛む力がほとんど変わらないように思える場合もあるくらいです。

歯科インプラント治療のメリット3：違和感があまりない

部分入れ歯に関して言えば、特に作った初期のうちは、かなりの違和感が出る場合があります。活舌が悪くなったり、口内を噛んだり、擦れて痛みを感じたりする恐れもあります。
また、「入れ歯」ですから、脱着を億劫に感じることもあるでしょう。

ですが、インプラント治療の場合は、部分入れ歯と違って「固定」を行うため、早く馴染みやすく違和感が小さくなる傾向にあります。
当然、脱着も不要です（そもそも脱着は不可能です）。

ただし、インプラント治療をしたケースでも、さすがに最初のうちは多少の違和感が出る可能性があるので気を付けてください。