歯科インプラント治療の通院回数の目安は?|姫路市
歯科インプラント治療における通院回数・通院期間は皆さんの想像よりも多く・長くなるかと思います。
当然、口内のコンディションやインプラントを行う本数によっても左右されますが、ここではインプラント治療の通院回数について紹介します。
インプラント施術をすぐに始められるわけではありません|姫路市
例えば、虫歯を治す場合は、歯科医院を訪れたらすぐに治療してもらえるでしょう。
軽度のものであれば当日中に治療が完了するかもしれません。
ですが、インプラント治療に関しては違います。
アゴの骨にインプラント体を入れることになりますので、そのために様々な準備をしなければなりません。
カウンセリング
初診では歯科インプラント治療に向けたカウンセリングをするのが普通です。
「歯がなくなった理由」「歯がない箇所の状態」「生活習慣」などのヒアリングを受けます。
また、「歯根嚢胞」などを理由に抜歯した場合も、それについて詳しく聞かれます。
(もちろん、歯根嚢胞治療を受けた歯科医院でそのままインプラント治療をする事もあるでしょう)
一通りのヒアリングが済んだら、ドクターから治療方針の提案があるはずです。
この段階ではまだ治療を断ることができるのでご安心ください(これは姫路市の歯科医院に限ったことではありません)。
問診・検査
インプラント治療を行う前に、CT等の色々な機械を使って精密検査を行います。
その結果をもとに治療方針を固めます。
ちなみに、アゴの骨が薄い場合には「骨増生施術」が必要になる可能性があります。
そのぶん通院回数が多くなり、通院期間が伸びると考えてください。
また、健康状態が悪いと外科施術が行えないこともあります。
ですから問診ではきちんと対応しましょう。
インプラント治療を受けたいからといって、虚偽の回答をするなどしてはいけません。
通院期間としては合計で2~15日ほど、通院回数はおよそ3回以内に収まると考えてください。
ただし、もちろん口内の状態などによって左右されますので、事前にきちんと姫路市の担当ドクターと相談してください。
インプラントを入れる施術の手順・通院回数の目安|姫路市
インプラントの入れ方としては、主に「2回法」と「1回法」があります。
口内のコンディションや健康状態次第で、どちらを採用するかを歯科医師が決めます。
1回法か2回法のどちらになるかによって、通院回数や通院期間に違いが出ます。
1回法の概要・通院回数・通院期間
インプラント体の先端のところを、埋入施術においてアゴの骨の外部に出したままにしておく手法です。
「人工歯とインプラント体を接続するためのアバットメント」をつける場合は歯茎を一度切らなければなりませんが、1回法ではこの過程がないので、外科施術が1回で完了します。
アゴの骨の安定感が高く、口の中のコンディションに問題がないのであれば、この1回法を採用するのが普通です。
ですから歯科医師に2回法を提案された場合は、きちんとその理由を聞きましょう(質問するまでもなく、説明されるケースがほとんどですが)。
1回法の通院回数は1回か2回となる場合が大半です。
通院期間も1日~15日くらいで済みますから、時間的な負担も少ないと言えるでしょう。
2回法の概要・通院回数・通院期間
初回の施術でアゴの骨にインプラントを入れ、骨とインプラントが結合するまで歯茎を閉じておきます。2回目の施術で歯茎を切り、連結用のアバットメントのセッティングをします。
・持病の影響で感染症が心配である
・骨増生をしなければならない
といったケースでは、2回法が採用される可能性が高いです。
2回法の通院回数は5回前後となります。
通院期間は3~7カ月くらいになる場合が多いですから、腰を据えて取り組みましょう。
インプラント治療における人工歯の作成・設置について|姫路市
インプラント体が定着したら、人工歯(上部構造)を設置します。
歯型を採って人工歯を作ったり、インプラントにアバットメントを付けたりする事になります。
そのため、通院回数は3~6回ほどとなります。
通院期間は短くても1カ月ほど、長ければ3カ月を超える場合もあります。
インプラント治療後は何をするのか?通院回数は?|姫路市
「歯科インプラント治療自体が終われば、それで何もする必要がなくなる」というわけではありません。感染症などのトラブルを防ぐために、定期的なメンテナンスをすることが大事です。
基本的に一生涯、歯科医院に通い続けることになります。
そう聞くと大変に思えるかもしれませんが、年間の通院回数は2~4回程度で構いません。
ただし、インプラント治療を終えた初期のうちはそれよりも高頻度な通院が求められる可能性が高いです。
通院の頻度に関しては、インプラント治療を行った姫路市の歯科医院できちんと確認を取ってください。
また、検診によって「インプラント歯周炎」が発覚したり、インプラントに修正をかけることになったり、虫歯が発覚した場合、当然その後の通院回数が増えるものと考えてください。
ちなみに、「現在インプラントを入れておらず、歯全体に特に問題がない」という方でも、最低でも年に1回は歯科検診を受けることをおすすめします。
それによって無症状の虫歯や歯周炎を発見できるケースもあります。
また、「歯根嚢胞」については最悪の場合抜歯が必要となりますが、厄介な事に初期段階では自覚症状が出ない可能性が高いです。
しかし、検診を受ければ初期段階の歯根嚢胞も見つけられる場合が多いです。
歯科定期健診の料金はそれほど高くありません(姫路市に限らずどの歯科医院もその傾向にあります)。
それで、「発生すると治療に高額料金がかかる歯の病気」を高確率で防ぐことができるのですから、トータルで見れば安上がりになると言えるでしょう。
補足:インプラント埋入前の「骨増生」などの概要・通院期間・通院回数
先ほども少し触れましたが、骨の高さや厚さが不十分であったり、歯茎の状態が悪かったりする場合は、インプラント体を入れる前に「骨増生」などが必要になる可能性があります。
例えば、部分入れ歯を長年使っていた場合は骨が薄くなっているかもしれませんので、ドクターに確認してもらいましょう。
歯肉移植手術
歯茎の痩せている箇所に歯茎を移植する施術です。
通院期間は1~2カ月ほど、通院回数は3回前後となります。
サイナスリフト・ソケットリフト
主に上アゴ奥歯の骨が足りない場合に行う骨増生施術です。
サイナスリフトとソケットリフトのどちらになるかによって若干異なりますが、通院期間は4~6カ月程度、通院回数は3回前後になると考えてください。
GBR(骨誘導再生術)
骨を形成したい箇所に、「骨生成を誘導する材料」を入れて、骨が形成されるまで待つ手法です。
通院期間は3~6カ月程度、通院回数は3回ほどとなります。
通院回数・通院期間だけでインプラントを避けるのは推奨しません|姫路市
特に骨増生が必要になる場合は、インプラント治療におけるトータルの通院回数・通院期間は多く、長くなります。
ですが、装置はかなり長持ちしますし他の健康な歯への影響も少ないですから、検討する価値は十分にあると言えるでしょう。